独立行政法人国立病院機構 刀根山病院

文字サイズ 小 中 大

患者様へ

骨粗鬆症外来

担当医

中谷宏幸(骨粗鬆症専門外来担当医)、他整形外科医師、外来看護師、当院栄養士、理学療法士

業務内容

豊中市を中心とする北摂地域において、骨粗鬆症患者様の診断と治療を推進し、一人でも多くの患者様の骨折リスクを軽減させ、一日も長く元気で健康的な生活を送っていただくため、当院では平成26年7月より専門外来として骨粗鬆症外来を開設しました。当院専門外来の特徴は骨粗鬆症の診断・治療のみならず、運動療法や栄養指導も行ない、日常生活への指導介入も含めた骨折予防を行なう事であります。骨粗鬆症が心配の方、あるいはすでに骨粗鬆症と診断された方は、お気軽に骨粗鬆症外来を受診していただき、ご相談ください。

骨粗鬆症の診断・治療方針を決定します
粗鬆症外来ではまず診断のために問診、レントゲン検査とDXA(デキサ)法を用いた骨密度測定結果から骨粗鬆症の診断を行ない、血液・尿検査で骨代謝マーカーおよび全身の状態を把握します。これらの結果をふまえて、年齢・性別・生活様式などを考慮し、現在患者様に効果が高いと思われる治療法を提案させていただきます。その結果を近医かかりつけの先生に情報をお伝えして、継続的な投薬をお願いしています。骨粗鬆症治療は長期にわたるため、アクセスの良い近隣病院での定期的な処方を受けられる方が継続率を高めるものと考えます。
栄養指導・リハビリ指導を行ないます
骨粗鬆症と診断された患者様の中から希望者を対象に当院栄養士による栄養指導を行ないます。普段不足しがちな骨を強くするために必要な栄養素を摂取しやすい献立を紹介します。また理学療法士による運動療法指導を行ないます。転倒の原因のひとつである下肢・体幹の筋力低下を少しでも改善するために、自宅で毎日継続してできるような運動(ロコモ体操)を指導させていただきます。

トップへ

地域医療機関の先生方へ

検査・治療をご希望の患者様がいらっしゃいましたら簡略な診療情報提供書をご用意いただき、地域連携を通じて外来診察予約を行ってください。診断の上・治療薬の提案を行ない、逆紹介させていただきます。その後治療の効果判定を4から6か月後の再診時に行ない、経過が良ければ6か月から1年に1回の定期的な検査を行ないます。医療機関からの骨粗鬆症専門外来診察の申込み書式は以下の通りです(PDFファイル)
また、骨粗鬆症外来または当院整形外科外来を受診されなくても各医療機関から地域連携室を通じて予約いただければDXAを用いた骨密度測定を行うことができます。その場合検査のみならば、初診料・診察料は別途不要です。当院に装備されているDXAを骨粗鬆症治療に是非とも有効活用してください。医療機関からのDXA申込み書式は以下の通りです(PDFファイル)
今後豊中市を中心とする近隣医療機関との連携体制を強化してゆき、患者様が長く安全に治療を続けられる体制を構築してゆきたいと考えております。

外来診察日

専門外来は現在木曜日午後隔週で行なっており、完全予約制となっております。整形外科・リウマチ科中谷が担当させていただきます。他院からご紹介いただく場合は地域ネットワークセンターを通じて専門外来の時間帯に予約を取らせていただきますが、かかりつけの病院をお持ちでない初診の患者様に関しては今まで通り月・火・木・金曜日の当院整形外科外来に一度初診で診察及び検査を受けていただいた上で後日専門外来にて結果・治療方針を説明させていただきます。
ご不明な点は、前もって地域ネットワークセンターまでお問い合わせください。
電話番号: 06-6853-2001( 内線 2166 ) FAX番号: 06-6844-8778

骨粗鬆症について

骨粗鬆症とは骨強度が低下し、骨折しやすくなる状態のことです。骨粗鬆症になると鬆(す)が入ったように骨の中が粗くなってしまうため骨が脆くなります。そのため軽度な衝撃でも骨折しやすくなります(脆弱性骨折)。しかし多くの場合骨折が発生するまで症状が出現しないので本人が自覚症状として捉えることが非常に困難なため、骨折するまで病気であるという認識を持つことが困難です。
骨粗鬆症に起因する脆弱性骨折は日常生活動作の活動性を低下させるのみならず、生命予後にも影響を及ぼすと言われています。
骨粗鬆症を早期発見し、治療介入することで骨折を予防し、患者さんの生活の質(QOL)の維持・向上を図り、平均寿命だけでなく元気に歩いて生活することのできる健康寿命を延ばすことが大切です。

本邦における骨粗鬆症の現状について

骨粗鬆症は1000-1300万人の方が罹患していると推定され、高齢化社会の到来とともに今後さらに患者数は増加していくものと考えられます。他の欧米先進諸国と異なり本邦では骨折発生率はいまだに増加傾向にあり、その原因のひとつに治療率の低さが挙げられます。
本邦での治療率が低く約10-20%と言われており、いかに優れた骨粗鬆症治療薬、強力な骨折抑制効果を有する薬剤があったとしても骨折危険性の高い高齢者のところまで届いていなければ、骨折予防効果を発揮することはできません。骨折リスク患者様への積極的で継続的な骨粗鬆症治療を推進する必要があります。

骨粗鬆症の診断について

原発性骨粗鬆症の診断には椎体骨折または大腿骨近位部骨折などの脆弱性骨折の既往、または骨密度の若年成人平均値との比較で行なわれます。
特に骨密度測定には当院で測定可能な腰椎・大腿骨近位部のDXA(デキサ)法による測定が推奨されています。この測定法は感度が高いため薬剤による治療効果判定にも非常に有用です。
骨粗鬆症と診断されれば非常に骨折リスクが高まった状態であるので治療が必要です。

トップへ