独立行政法人国立病院機構 刀根山病院

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患者様へ

呼吸器疾患のリハビリテーション

慢性閉塞性肺疾患(COPD)、特発性間質性肺炎をはじめとした、息切れを感じる慢性呼吸器疾患の患者さんに対して、1990年からたくさんの症例数と実績を積み重ねています。「少しでも楽に安心して、より長く在宅で生活できる」を合い言葉に各スタッフが個々の患者さんの病態に合わせたメニューでリハビリテーションを実施し、息切れの軽減と生活の質を向上させるように努めています。当院においては、患者さんが息苦しいと感じる動作別に理学療法・作業療法・言語療法とそれぞれの専門性を活かしてアプローチしていきます。

全20回の呼吸リハビリテーションプログラム

呼吸リハビリテーションでは、呼吸困難に伴うQOLの低下を防ぐために様々な練習をおこないます。習得にはおよそ20回のリハビリテーションが必要です。オリジナルのパンフレット使用しながらおこないます。入院・外来いずれでも参加は可能です。呼吸器内科を受診して頂き、担当医師とご相談ください。

 

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オーダーメイド・呼吸リハビリテーション

各患者さんの病態を運動生理学的に多角的に評価し (運動負荷心肺機能検査・6分間歩行検査など)、 その病態に応じた呼吸リハビリテーションを おこないます。患者さんの身体に負担がかからない生活安全域(セーフレンジ)をもとに、安全かつ楽に日常生活が送れるように練習します。
リハビリテーション

 

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理学療法士の関わり

理学療法では、起き上がる・立ち上がる・歩く・階段を上り下りする際の呼吸の仕方・動作のスピード調節を指導し、息切れの軽減を図ります。
息切れのため、動くことを避けるようになり、結果として足の力が低下し、それが更なる息切れを引き起こす悪循環を生じます。それに対して歩く練習や筋力トレーニング・自転車エルゴメーターを行います。
呼吸リハビリテーション終了後、再び息切れが強くならないようにホームプログラムを指導します。

 

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作業療法士の関わり

「息切れを軽減し、少しでも楽に安心して日常生活が行える」ことを目標に実施します。そのためには、「効率的な呼吸法の日常生活での利用や省エネ動作・ゆっくりした動作」といった息切れを少なくする動作方法の獲得や自己の症状の把握などの自己管理能力を身につけていただくことが重要となります。呼吸器疾患の患者さんにとって、息切れを感じないようにゆっくりしたペースで動作を行う事や楽な呼吸で生活することは、病気とうまくつきあっていく上で大切なことです。当院ではそれぞれの患者さんに応じた、身体に負担のかからない生活安全域(セーフレンジ)を設定し、安全・快適な日常生活動作の練習を先駆的に行ってきました。私たちと一緒に日常生活を見直し、より楽に安全に生活できる方法を考えてみませんか。
作業療法士のかかわり

 

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言語聴覚士の関わり

嚥下と呼吸は密接に関係しています。呼吸器疾患の患者さんの中には、嚥下するタイミングがずれて誤嚥してしまうことがあります。そして、誤嚥物をはき出す力(むせ・咳)が弱い方、免疫力が低下している方、のどの感覚が低下しておりのどに食べ物が残ってしまいやすい方は、誤嚥性肺炎につながってしまうことが少なくありません。当院では、誤嚥性肺炎予防のために、摂食嚥下認定士の資格を持った言語聴覚士・医師・看護師が一丸となり、ビデオ嚥下造影検査(VF)*などを用いて嚥下機能評価を行い、楽しく安全に食べられるよう、患者さんに合わせた指導やトレーニングを行っています。
言語聴覚士の関わり
ビデオ嚥下造影検査(VF)とは
この検査はエックス線透視下で、造影剤を混ぜた食べ物を口の中に入れ、咀嚼(そしゃく)し、飲み込み、食道へ送り込むという一連の動作に異常がないかを観察するものです。嚥下時の食塊通過の様子、のどの飲み残しの有無、誤嚥の有無を確認することができます。

 

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専門的知識をもったスタッフ

内部障害専門理学療法士、呼吸療法認定士、呼吸ケア指導士、摂食・嚥下認定士の資格を持ったスタッフが中心となり、科内勉強会や技術講習会をおこない、質の高いリハビリテーションプログラムを提供できるよう努めています。

 

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チーム医療と地域連携の充実

医師による呼吸リハ診察をおこない、リハビリテーションの計画を説明いたします。また医師、看護師、管理栄養士が集まり、呼吸リハカンファレンスで密な情報交換をおこなっています。
チーム医療

 

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呼吸器集中治療室(RICU)

呼吸循環動態が不安定な方(急性呼吸不全、慢性呼吸不全の急性増悪)や術後急性期の管理が必要な方に対して、早期からリハビリテーションをおこないます。
RICUではチームによるカンファレンスが毎日実施され、早期回復に貢献しています。
RICU

 

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