独立行政法人国立病院機構 刀根山病院

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放射線科 - 放射性同位元素内用療法

メタストロン®(ストロンチウム-89)による多発性骨転移の疼痛緩和治療

この治療はストロンチウム-89という放射線を出す物質を静脈注射することで、体の中から放射線によって痛みを和らげる治療方法です。

メタストロン(ストロンチウム-89)による多発性骨転移の疼痛緩和治療

メタストロン®注とは

治療に適した放射線(β線)を放出する注射用のお薬で、骨の成分であるカルシウムと同じように骨に運ばれ、がんの骨転移部位に長くとどまり、放射線があたることで痛みが和らぐと考えられています。お薬が効くと通常1~2週間後から痛みが和らぎます。

放射線同位元素内用療法(メタストロン®注とは)と外照射による放射線治療のちがいについて

外照射は、骨転移の痛みの治療以外に、骨転移による骨折の予防や治療、腫瘍の縮小などの目的にも使用されます。骨転移部位を狙って、多方向から、場合によっては何日もかけて治療します。治療する部位が限られていれば外照射が行われますが、骨転移が広がった場合、何ヶ所もこのような治療を行うのは大変です。一方、ストロンチウム-89は、全身の骨転移病巣に、しかもまだ痛みのない病巣やとても小さな転移部位にも集まり照射しますので、新たに痛みがでる割合が外照射に比べて低いという報告があります。

メタストロンと放射線治療のちがいについて

注射後の周囲に対する影響は

このお薬から出る放射線はベータ線とよばれ、体内では最大8mmの範囲にしか影響を及ぼしません。したがって、体内にあるストロンチウム-89による周囲の人への影響はほとんどありませんが、注射後1週間くらい血液と尿に残るので、血液や尿の取扱いには十分に注意し、ご家族や介護者の方に影響が及ばないようにする必要があります。

※放射線同位元素内用療法・核医学検査について下記HPもご覧ください

日本メジフィジックス株式会社

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メタストロン®注(ストロンチウム-89)治療 受診中の患者様

骨転移による痛みのある患者様 来院

血液データ・治療歴を元に適応の判断

※必要なら追加検査(骨シンチ等)

治療適応有り

主治医よりメタストロン治療に関する説明

  • 治療を受ける事への同意
  • 体重測定、投与日時の決定
  • 注意事項の確認

治療日当日

核医学担当者からのメタストロン投与後の説明

  • 日常生活に対する注意事項の説明(患者様・ご家族様)
  • 当日の体重の確認(体重により投与量が変わります)
  • ストロンチウム-89治療 患者カード作成

担当医(主治医)による治療(静脈への注射)

  • メタストロンの投与(1~2分かけゆっくり注射)
  • しばらく安静待機していただき副作用の確認(15~20分)
  • 次回の受診日の確認後、退出していただきます

地域医療機関との連携 こちらをご確認ください

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