独立行政法人国立病院機構 刀根山病院

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開設100周年

院長挨拶

100歳の記念に際し:刀根山病院の過去、現在、未来

佐古田三郎刀根山病院は、開院当初は結核という当時の社会問題に取り組み大きな成果を挙げ、その後呼吸器専門病院として進化し、筋ジスや神経難病などの国の新たな問題にも取り組んで参りました。現在では、呼吸器、神経、整形外科の専門病院として日本で有数の病院として活動するのみならず、地域に根付いた診療を展開すべく努力をしております。当院がこれから取り組むべき課題として、地域医療の在り方および医療経費の抑制の二つを挙げたいと思います。
地域医療においては、全ての職種が何らかの連携を持つこと、福祉施設と医療施設が連携を持つことが重要だと考えています。そのため地域医療連携室を地域ネットワークセンターと改名し、医療に限らない広い繋がりを社会に求めつつあるところです。具体的には、医師会の先生方や訪問看護ステーションは勿論ですが、地域の調剤薬局、ケアーマネージャーとの交流にも力を入れています。当院が少しでも地域の健康ネットワークに貢献できればと考えております。
一方、国民皆保険には様々な問題が噴出しており、医療も大きな変換点にさしかかっていると考えて良いでしょう。その中で医療費の肥大化は国の重要な課題ですが、民間の病院が取り組むにはやや困難が伴うことが予想されますので、半ば公的な病院が取り組むべき課題かと考えております。疾病の予防は、患者様の日常生活から始まりますので、食事指導(癌や神経疾患での食事調査に基づく)、より良い睡眠生活(睡眠センターの設置)、などを市民の方々、地域の訪問看護、介護施設などに発信を開始しました。また、調剤薬局の方々とも連携してポリファーマシー対策を講じようとしつつあります。このような活動が少しでも医療費の抑制につながればと願う次第です。

専門病院として最先端の医療の提供をしつつ、食事や睡眠などの生活サポートを介して、地域で豊かな医療を提供できるように務め、100年の歴史を誇る刀根山病院の過去の業績を上回るよう更なる飛躍を目指します。

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